今月の注目アーティスト～石井竜也～

by Okachan · 2019/08/20

【PICK UP ARTIST】は、編集部イチの音楽好きであるおかちゃんが毎月注目のアーティストを紹介するコーナーです。第12回目となる今回は、「米米CLUB」としてデビューし、芸術家、映画監督など様々なジャンルでご活躍されている石井竜也さんにインタビューさせていただきました!

PROFILE

'85年に米米CLUBとしてデビューし、楽曲の作詞・作曲、ステージセット、コスチュームなどバンドを総合的にプロデュース。その才能は、音楽だけでなく美術、映画監督など多岐にわたりソロとしても活躍中。
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生年月日/1959年9月22日
主な活動/ポップミュージシャン、音楽プロデューサー、芸術家、映画監督
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インタビュー

―米米CLUBとしてデビューしてから30年以上経過しますが、米米CLUBでの経験がソロ活動でも活かされていると思いますか?

米米の頃からステージ・衣装などのデザインなどをやらしてもらっていたから、ソロで花開いている感じがします。ソロは、自分一人で勝負しなくてはいけないので、最初は面食らっていましたが、今となっては、自分のスタイルを確立するためのプロセスだったと思っています。

―デビュー当時から考え方が変わった点はありますか?

米米CLUBとソロのどちらも曲を作っているが、ソロはソロの匂いがした方がいいと思っています。米米はカールスモーキー石井になりきらないといけないので、とてつもなく大変なこと。米米の活動を経て、ソロを始めたことで、自分の中の可能性が広がったと思っています。米米の頃は時代柄、「ヒット曲を作らないと！」と必死でしたが、それよりも、音楽自体を楽しめることが大切なのではないかと、今は思っています。

―音楽だけではなく、美術、映画監督など多岐にわたってご活躍をされていますが、制作するにあたりアイデアやイメージを膨らませる秘訣はありますか?

常に何かを探していますし、見つけにいっています。また、失敗を恐れないことも大切ですね。

―10月29日（火）に松山で行われる「NYLON CLUB ～006～」の見どころを教えてください。

ファンの方は懐かしく思うのですが、この「NYLON CLUB」シリーズは2002年から始まり、今回で5回目になります。今年はツアー中の9月22日に還暦を迎えるのですが、60という数字をそのまま出すと嫌なので、だったら入れ替えてしまえ！ということで、006なんですよ（笑）。イギリスが007なら、日本は006だ！というコンセプトは真ん中に据えて作っています。ただダンサブルで楽しいコンサート！というわけではなく、黒・金をコンセプトに、昭和のキャバレーのようなこだわりのステージを見せていきたいなと思います。見たらびっくりですよ！

―今後新しいアルバムをリリースする予定はありますか？

まさに今、秋ツアー「NYLON CLUB ～006～」に向けての楽曲を作っている最中です。今年リリースを予定しているアルバムは、「007」を意識したスパイもので流れそうだな～という曲を中心に、これまでにCDに入れられなかった未発表楽曲も入ってくると思います。

―これから、アーティストとしてどんなことにチャレンジしていきたいですか?

以前「河童」、「ACRI」という映画を90年代に撮ったのですが、また、映画撮ってみたいですね。小さなシチュエーションで、例えば戦争など、話題としては大きな話を作ってみたいと思っています。

―石井さんから見た愛媛の魅力を教えてください。

愛媛は四国の中でも、米米でもよく来た街です。道後温泉もお城もありますし、市電なんか見ると、ノスタルジックな気持ちにさせてもらいます。海の幸も山の幸も美味しいですよね。人ものんびりしていて温かく、好きな街です。最近だと、「みきゃんジュース」が美味しかったですね（笑）

―最後に、読者のみなさんへメッセージをお願いします。

今回、全10公演ですが、松山でも派手な「NYLON CLUB ～006～」のステージをお見せできることを嬉しく思います。 10月29日（火）松山市総合コミュニティセンターでお待ちしております！