【愛媛酒蔵紀行 五献目】梅錦山川
今月ご紹介するのは、松山から少し足を伸ばして、四国中央市にある「梅錦山川」さんです!
「新しい、美味しい」を造る、愛媛の蔵元
紙産業が盛んな四国中央市にある、梅錦山川。
1872年(明治5年)に創業し、「新しい、美味しい、造ります」をモットーに酒づくりを行っています。
その実力は高く評価されていて、全国新酒鑑評会では最高位である金賞に33回も受賞するほど。
今回、仕込みは終わっていましたが、その内部に潜入してきました!
時代への対応と、品質維持のこだわり
今回案内して下さったのは、杜氏を務める製造部の松井さん。
梅錦の味を支えるこの道30年のプロフェッショナルから、梅錦さんの歴史なども交えながらすみずみまで案内をしていただきました!
梅錦さんの1番の特徴は、生産品目の幅広さとその対応力。
これまで100種類以上の商品を世に出し続けてきた技術とノウハウから、現在も日本酒だけで年間30種類以上の日本酒句を生産しています。
県内でもトップの生産量で、酒米を10種類以上、それも精米具合が異なり、場合によってはブレンドもしてしまうという、聞くだけで頭がパンクしそうな状態ですが、機械と人力の両方を駆使しながら生産を行っているそうです。
梅錦さんのスゴさは内部だけではありません。
実は日本酒を作っているこの蔵、明治10年ごろに建てられたものなんです!国の登録文化財に指定されていて、瓦はなんと今治の菊間瓦。装飾部は日本酒を飲む人で粋なこだわりがちりばめられています。
また、梅錦さんでは日本酒以外にビールや焼酎も生産。
今回は特別に「梅錦ビール」の製造も見学させていただきました。日本では一般的なピルスナーはもちろん、ボックやヴァイツェンなどの本格ビールもあり本格的!ビールがおいしいこれからの季節、こちらもおすすめです!
オススメの一本、梅錦 純生生酒大吟醸
4月中旬から8月までの期間限定で販売される「純米生酒大吟醸」。
生酒ならではのフレッシュでスッキリとした味わいはこれからの季節にもってこいの1本です!
サラッと飲めてしまうので、日本酒が苦手な方にもおすすめ。松山市をはじめ、県内の酒販店のほか、オンラインショップでもお買い求めいただけます。
最後は社長の藤原さんと、今年の愛媛県新酒品評会で、最高位の県知事賞を受賞されたトロフィーの前で。お忙しい所ありがとうございました!
[TEL]0896-58-1211
[営業時間]9:00~17:00 [休]土・日曜、祝日
備考 酒蔵見学可(1週間前までに要 予約) [URL]http://www.umenishiki.com/
たけの
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